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2日続けて矯正

土曜日は高松で「山田矯正研究会」日曜日は岡山で神野先生の講演会に出てきました。

(株)横河マテリアライズが今度出した矯正にもインプラントにも使えるシュミレーションシステムはすごい、とのこと。ネットで検索したがよくわからない。顎顔面外科矯正手術シミュレーションシステムSimPlantCMFというやつだろうか。ソフトだけで300万ぐらいするらしい。
山田先生は矯正用ミニインプラントを盛んに使っておられるようでそろそろトラブル症例が出てきたようだ。主に二つで初期固定不良で脱落するケースとヘッドが歯肉に埋まってしまうケースとのこと。ちょうどこれから使ってみようと思う症例があったので参考にさせてもらおう。
先生のところに勤めていたドクターで3年ほどホワイトニング専門のクリニックに勤務した人がテトラサイクリンのひどい変色のケースでも大丈夫と豪語しているらしい。どんなやり方をするのだろう。使う器材にそれほどバリエーションがあるとも思えないが。
PICT0112+.jpg
外科矯正の術前術後です、すごいね。

神野先生のセミナーはバイオプログレッシブで私のやっているやり方と大筋はほぼ同じだったので理解しやすかった。でも会場に来ている人で本格的に矯正をやっていない人はほとんど分からなったのでは?神野先生はチンキャップの牽引力は200〜250gがよいと言っていたが、それが今のスタンダードな考え方なんだろうか?僕はずっと600gでやってきて問題はなかったが・・

実は矯正治療は先生の数だけやり方があると言ってもいいほどらしい。抜歯に関しても神野先生は70〜75%は非抜歯ということだが、うちは成人の矯正が多いのでそれは無理な数字だ。ミニインプラントを使えばかなり非抜歯でも出来そうな感じはしている。ユーティリティーアーチを6のアップライトに使っていたのは、常識なのだろうがうちではあまり使っていないテクニックだ。参考にさせてもらうことにする。

それにしても57歳を過ぎてから、アングルソサエティ*の試験にチャレンジするとはすばらしい。私もまだまだこれからだね。それにしても先生は矯正医として本当にいい時代を生きてこられた。15年後にあんなふうになっていたいものだ。「年に7〜8回はアメリカとかヨーロッパに行っています」っていいじゃない?

講演の最後に倉敷のO先生が「不正咬合の原因」について質問していたが、そんな質問にまともに答えられる人がいるだろうか?神野先生は正直に「わかりません」と答えていたが、かえって正直だなと好感が持てた。世界的な大家にでも聞いてみたらいかがでしょうか。


*アングルソサエティ−とは、アメリカで最も古い矯正学会です。
試験には、15症例の展示・論文・口答発表があり、日本での正会員は数十人しかいません。
正会員になっても、毎年2症例の発表が課せられます。

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コメント

演題が「小児・混合歯列期の矯正治療」なのでそういう質問をしたまでです。先生は今の子どもたちに起きている様々な現象と不正咬合との関連についてご興味はないのでしょうか?歯だけ診ているのでしょうか?

投稿: おがた | 2005年7月14日 (木) 13時45分

最近の子供は顎が小さくなって・・とか言う話をよく聞きます.
しかしデータによるとここ数十年では顎の大きさは体の大きさに伴い大きくなっています。
軟らかい食べ物を食べたから顎が発達していないというのは根拠にとぼしいです。
確かに縄文時代と比べると顎の発達は悪いですが、縄文人と同じぐらい硬いものを食べることは現実的ではありません。

投稿: moriya | 2005年7月20日 (水) 16時14分

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受信: 2005年6月11日 (土) 18時03分

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受信: 2005年7月 4日 (月) 17時34分

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